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現金出納帳

  まず現金の特殊仕訳帳をやります。現金収納帳と現金支払帳に分かれていることもありますが、ここでは合体させた現金出納帳をやります。   記入法ですが、左半分で現金収入、右半分で現金支払を記録します。増減要因となった科目を記入し、次の摘要には相手の店名などを記入します。元丁には総勘定元帳などのページ数、売掛金と買掛金は専用の欄で集計し、それ以外の科目も諸口として集計します。
  では以下の取引を記入してみます。

前月繰越
現金-30,000売掛金-10,000買掛金-8,000
取引記録
収入
支出
6月3日-8,000
枝幸(えさし)商事から売掛金回収
6月3日-7,000
玉余魚沢(かれいざわ)商事へ買掛金支払い
6月8日-5,000
鹿角(かづの)商事へ売上
6月10日-6,000
女遊部(おなっぺ)商事から仕入
6月15日-6,500
十八成(くぐなり)商事から売掛金回収
6月18日-4,000
飽海(あくみ)商事へ買掛金支払い
6月23日-10,000
勿来(なこそ)商事から未収金回収
6月27日-7,000
聖籠(せいろう)商事へ借入金返済

現金出納帳
貸方科目 摘要 元丁 売掛金 諸口 借方科目 摘要 元丁 買掛金 諸口
売掛金 枝幸 × 8,000 買掛金 玉余魚沢 × 7,000
売上 鹿角 5,000 仕入 女遊部 6,000
売掛金 十八成 × 6,500 買掛金 飽海 × 4,000
未収金 勿来 10,000 借入金 聖籠 7,000
 
売掛金 2 14,500 14,500 買掛金 5 11,000 11,000
現金 1 29,500 現金 1 24,000
前月繰越 × 30,000 次月繰越 × 35,500
59,500 59,500

  売掛金と買掛金はそれぞれ合計額を計算、さらに諸口を加えて今月中の増減額を出します。次月繰越額は、前月繰越+今月の増加額−今月の減少額、で算出します。
  元丁欄には転記する総勘定元帳のページ数を記入します。ただし掛金は合計額を転記するので、個別に転記しないよう印を付けます。現金出納帳以外に特殊仕訳帳を使用している勘定科目がある場合はその科目にも2重転記を避けるため印を付けます。

転記方法

  特殊仕訳帳から総勘定元帳への転記は合計転記と個別転記に分けられます。合計転記では以下のようにその特殊仕訳帳が設定されている科目と掛金を転記します。こうすれば逐一総勘定元帳へ記入しなくても合計転記1回で済みます。

現金(総勘定元帳1ページ)
日付 摘要 借方 日付 摘要 貸方
6/01 前月繰越 30,000 6/30 現金出納帳 24,000
6/30 現金出納帳 29,500
売掛金(総勘定元帳2ページ)
日付 摘要 借方 日付 摘要 貸方
6/01 前月繰越 10,000 6/30 現金出納帳 14,500
買掛金(総勘定元帳5ページ)
日付 摘要 借方 日付 摘要 貸方
6/30 現金出納帳 11,000 6/01 前月繰越 8,000

  後はここでは省略していますが、3級でやった通りに他の全科目を1ずつ個別転記していきます。

勘定口座名
資産増加の原因科目 資産減少の原因科目
負債減少の原因科目 負債増加の原因科目
資本減少の原因科目 資本増加の原因科目
費用の決済法 費用減少の原因科目
(仕入に対する値引など)
収益減少の原因科目
(売上に対する値引など)
収益の決済法


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