

1級の試験について
2級の商業簿記は3級の延長線上と言えます。しかし1級は2級の延長線上ではなく、別次元と言えるかもしれません。問題は商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算、各25点で、受験料は7500円。
1級は単に合格点を取るだけではダメで、各科目全てで10点以上なけば合格となりません。合格率は10%前後です。というのもそうなるように配点を調整しまくっているようです。今までの級は問題との戦いでしたが、1級は他の受験者との戦いでもあるわけです。
問題の雰囲気もだいぶ変わります。1級でも財務諸表作成問題がよく出ますが、今までは資料で与えられていた金額を計算して求めなければならなくなったり、科目を書く()は全て埋まるとは限らない、ということがよくあります。会計学では商業簿記と同じようなことをやりますが、企業会計原則や各種会計基準の穴埋めなど理論問題がよく出ます。よって受験者はこれらの改正に気を配らなくてはいけません。
特典としては1級に合格すると税理士試験の受験資格が得られます。
最近5回の1級試験内容
試験日 | 商業簿記 | 会計学 | 工業簿記 | 原価計算 | 合格率 | 2013年6月 | 連結財務諸表 企業結合・事業分離 | 正誤問題、減損会計、遡及処理 | 工程別原価計算 | 設備投資の意思決定 | 9.7% |
2012年11月 | リース、債権譲渡、 金利スワップなど | 会計基準など | 標準原価計算 | 業務的意思決定 | 12.9% |
2012年6月 | 連結財務諸表 | 穴埋め、新株 予約権付社債 | 組別総合原価計算 | 直接原価計算 | 12.2% |
2011年11月 | 残高試算表 | 為替換算 、誤謬 の訂正、繰延税金資産 | 工程別組別総合原価計算 | 業務的意思決定 | 13.0% |
2011年6月 | 金利 スワップなど | 売上債権の金利別処理 | 修正 パーシャルプラン | 直接標準原価計算 | 10.4% |
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