

連結原価の配賦
1つの製造工程から多種類の製品が生産される場合、それらを連産品と呼びます。連産品の製造工程は、材料投入→加工→各製品分離→個別加工、となります。この製造工程の原価計算は2段階に分けて考えます。まず、連結原価を各製品に配賦します。連結原価とは、工程始点から分離点までに発生した原価のことです。配賦方法には物量基準と利益基準とがあります。
物量基準
物量基準では、総生産量に占める割合=配賦割合、とします。製品の価値に大きな差がない場合に使うと良いです。
例えば、製品Aへの配賦額は、
となります。1kg辺りだと約1,172円となります。同じように計算すると、製品Bは1kg辺り約1,172円、製品Cは1kg辺り約1,172、となります。
連結原価=2,109,240 | ||||
製品名 | 販売価格 | 生産量 | 個別加工費 | 個別販売費 |
製品A | 2,000 | 700kg | 200 | 0 |
製品B | 2,500 | 600kg | 300 | 100 |
製品C | 3,000 | 500kg | 400 | 200 |
利益基準
利益基準では、連結原価を無視した場合に製品1単位が生み出す利益と生産量を掛けた値を配賦基準とします。利益獲得能力に応じて配賦しようということです。利益額は、販売価格から個別加工費と個別販売費を差し引いて算出します。
例えば、製品Aへの配賦額は、
となります。1kg辺りだと約1,021円となります。同じように計算すると、製品Bは1kg辺り約1,191円、製品Cは1kg辺り約1,361、となります。
連結原価=2,109,240 | ||||
製品名 | 販売価格 | 生産量 | 個別加工費 | 個別販売費 |
製品A | 2,000 | 700kg | 200 | 0 |
製品B | 2,500 | 600kg | 300 | 100 |
製品C | 3,000 | 500kg | 400 | 200 |
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