

非度外視法
仕損が発生している場合、2級の度外視法では通常通り計算しつつ、仕損費を仕掛品や完成品に含ませます。これだと、計算は楽ですが、仕損費の具体的な金額は分かりません。
対して、1級の非度外視法では仕損費の金額を把握することができます。計算の流れですが、月末仕掛品と仕損品の原価を同じようにして求めます。その後、仕損費を月末仕掛品と完成品の合計で割り、1個あたりの負担額を求め、原価に組み込みます。
では、以下の条件で、平均法により計算していくと月末仕掛品と完成品の原価はいくらになるでしょう?!
異常仕損費
通常の生産活動において、必ず発生してしまう仕損費は正常仕損費として製造原価に含ませます。この正常仕損費を超える仕損が発生した場合、その超過分は異常仕損費となります。異常仕損費は製造原価から切り離し、営業外費用特別損失とします。なので、仕掛品や完成品には一切、負担させません。
では、以下の条件で、先入先出法により計算していくと月末仕掛品と完成品の原価はいくらになるでしょう?!
減損の平均発生
次は減損が工程全体から平均的に発生している場合の計算です。液体原料の蒸発などが該当します。最大のポイントは減損の加工進捗率を50%と仮定することです。0と100の平均は50ですし、0から100までの整数の平均も50です。よって、減損全てが加工進捗率50%の地点で発生したかのように計算します。もちろん、実際には工程全体から平均的に発生しているわけですので、月末仕掛品は進捗率に関係なく、進捗率に応じて減損費を負担します。
では、以下の条件で、平均法により計算していくと月末仕掛品と完成品の原価はいくらになるでしょう?!
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