

繰延と見越し処理
ここでは家賃や利息の繰延をやります。これらは受取が付けば収益、支払が付けば費用となります。これらの支払と決算のタイミングがずれている場合は、当期に発生した分だけを費用や収益とし、残りは次期へ繰り越します。例えば向こう1ヶ月分の家賃として100,000支払ったとすると(借)支払家賃(貸)現金というような仕訳をします。この半月後に決算となった場合は支払った金額の半分をまだ発生していないとみなし、繰延べます。この仕訳で支払家賃の半額を前払費用という資産に振り替えます。一方、相手は前受収益という負債に振り替えます。
(借) 前払費用 50,000 (貸) 支払家賃 50,000
(借) 受取家賃 50,000 (貸) 前受収益 50,000
毎月、15日に100,000の利息を支払うという条件でいくらか借入れたとします。月末に決算を迎えた場合、この半額はすでに発生しているとみなし、未払利息という負債を計上します。この未払はすでに発生しているが、支払日が来ていないので支払っていないという意味であり、滞納とは違います。一方、相手は未収利息という資産を計上します。
(借) 支払利息 50,000 (貸) 未払利息 50,000
(借) 未収利息 50,000 (貸) 受取利息 50,000
翌期になったら、逆の仕訳をしておきます。実際に利息が支払われ、100,000の支払利息が借、受取利息が貸に計上されると反対側の同科目と相殺され、半額のみがその期の費用なり収益となります。
(借) 未払利息 50,000 (貸) 支払利息 50,000
(借) 受取利息 50,000 (貸) 未収利息 50,000
税金
支払った税金は租税公課として費用計上されます。小切手で固定資産税100,000を支払うとこうなります。
(借) 租税公課 100,000 (貸) 当座預金 100,000
ただしこの科目は事業と関係のある税金にのみ使用し、所得税など店主個人の税金には使用しません。