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財務諸表とは?!

  財務諸表とは期首(企業活動の開始日・年や年度の初め)から期末までの企業活動の結果をまとめた決算書類のことです。この財務諸表を作るために簿記はあるようなものです。1年間に行なった仕訳の金額を現金なら仕訳の借方に出現するたびに期首の有高に足して現在の有高とし、貸方なら現在の有高から引き…というように項目ごとに足し引きし続けると期末には資産なら借り方、負債・資本なら貸方に期末有高、費用なら借方、収益なら貸方に当期の発生総額が出てきます。財務諸表はこれらを整理して作成します。

損益計算書(勘定式)

 損益計算書(PL)は1年間(会計期間)にどんな費用・収益が発生し、その結果どれだけ利益を出せたかを明らかにするものです。3級の損益計算書(勘定式)は以下のような形式になります。左右の差額分
費用<収益なら左に当期純利益、費用> 収益なら右に当期純損失が計上されます。

費用1     xxx
費用2     xxx
費用3     xxx
費用4     xxx
当期純利益 xxx
収益1     xxx
収益2     xxx
収益3     xxx
収益4     xxx
当期純損失 xxx

貸借対照表

  貸借対照表(BS)は企業の資産、負債、資本の期末有高が列挙されていて、財務状態を知ることができます。貸借対照表は以下のような形式になります。

資産1     xxx
資産2     xxx
資産3     xxx
資産4     xxx
資産5     xxx
負債1     xxx
負債2     xxx
負債3     xxx
負債4     xxx
資本金     xxx

  貸借対照表の左右の合計金額は必ず一致します。これにより、以下の3つの式が成立します。

資産‐負債=資本
資産‐資本=負債
負債+資本=資産

 現金は資産属性です。よって増加時は総勘定元帳の借方、減少時は貸方へ転記します。現金で仕入れを行なったという仕訳の転記は現金が減少したので貸方側、減少の原因は仕入ですので、摘要に仕入、この仕訳は仕訳帳の3ページにあるので、仕丁に3、貸方に減少額を書きます。商品を売上げ、代金の半額を現金で受け取った仕訳の転記は現金が増加したので借方側、増加の原因は商品が売れたことなので、摘要に売上、仕丁に3、借方に受け取った金額を書きます。